滅菌管理システムによるソリューション

病院の診療機能を支える上で最も根幹となるのは、中央材料室や手術室を中心とする
感染防止対策です。私たちサクラシステムプランニングは、
中央材料室や手術室で使用された鋼製器具の滅菌状態や在庫管理が適確に行えるよう
「SSMS-BASIC」をご提案しています。

SSMS-BASICシステムについて

洗浄・滅菌した器具器材を二次元シンボルやICタグ、バーコードで管理することにより、トレーサビリティを可能にしました。各処理工程で情報登録していきますので、洗浄・滅菌の状況や使用回数、器材の履歴、所在などをすぐに追跡することができます。


導入のメリット

● 滅菌物の品質保持と安全性の確保
器具1個からコンテナセットまで幅広く管理することができるので、高いレベルでの在庫管理が可能です。また、滅菌保証のサポートとして、滅菌期限切れや滅菌不良などを未然に防ぐ事故回避システムがあります。
● ハイリスク手技に使用された器具の判別
CJD(クロイツフェルト・ヤコブ病)二次感染リスクの高い患者の情報管理を、手術器具患者登録によって行うことができます。
● 滅菌運転プログラムの判別支援機能
滅菌プログラム情報を滅菌種別単位で登録することにより、指定外の運転稼働に対して警告を発することができます。
● 業務の標準化と省力化を実現
簡単なデータの入出力とチェックにより各作業ポイントでの器材処理の管理が可能となるので、業務の標準化・効率化を推し進めることができます。また、印刷処理等の自動化によって入力業務が軽減されるので、省力化につなぐこともできます。
● 病院機能評価取得に貢献
「器材個々の滅菌処理履歴」や「装置の稼働記録」などのドキュメントの出力、またそれらのデータベース管理が容易ですので、ISOや病院機能評価の取得に大きく貢献します。

SSMS BASICシステム入出力

SSMS BASICシステム入出力

SSMS-BASICシステムの構成例

デスクトップPC
LANネットワークで接続され、各エリアでの作業状況をモニタリング

デスクトップPC:3台 / ハブ(LAN):3台

サーバー
クライアントからのデータを保管

サーバー:1~2台 / 無停電電源装置:1~2台

プリンタ
クライアントからの指示で帳票、ラベルの発行

バーコードプリンタ:1~台/レーザープリンタ:3台

無線ハンディターミナル
入力データを無線で送信

ハンディターミナル:3~台 / 無線アンテナ:3台



SSMS-BASICとUDI組立支援システム

SSMS-BASICは「UDI組立支援ユニット」により確実なセット組と器材のメンテナンスをサポートします。また、ダイレクトパーツマーキングによる個体識別管理が可能になり、器材の修理追跡、患者の仕様器材追跡等、より精度の高い管理が可能になります。(オプション)。

SSMS-BASICにおける器材刻印リーダーシステム

器材に刻印された2次元シンボルを約0.3秒で情報を読み取るリーダーシステム


器材刻印リーダーシステム


器材の情報を読取り装置に通す


視野角25mmで2次元シンボルを読み取る


2次元シンボル読み取り装置

2次元シンボルのサイズは正方形の場合1〜3mm、長方形の場合で0.96×2.8mm



SSMS-BASICと洗浄・滅菌装置・自動倉庫連携システム

SSMS-BASICは「洗浄・滅菌装置連携ユニット」により洗浄装置・滅菌装置との連携が可能になり、装置情報と器材情報の紐付けが可能になります。また、手術コンテナの大型保管で利用される自動倉庫システムとの連携も可能です。(オプション)。※装置メーカーによっては連携不可の場合がございます。

 

装置連携例

● 洗浄装置との連携
滅菌装置管理システムとSSMS−Basicが連携
● 洗浄システムとの連携
洗浄装置管理システムとSSMS−Basicが連携
●自動倉庫システムとの連携
自動倉庫システムとSSMS−Basicが連携